寝ずの番
- 2008/07/10(木) 01:49:44
※重要な注
今回のブログ、R指定です。
少々品のない表現を含んでいますので
もし下品な言い回しなどに気分を害される方がいらっしゃいましたら
今回はお読みにならないでください。
責任取れませんのであしからず。
以前ブログにも書いた大阪の落語の定席、
繁昌亭が早くも入場者30万人を突破したそうです。
最近の落語の流行は「タイガー&ドラゴン」くらいからでしょうか
(見てませんが・・・)。
NHKでは「ちりとてちん」をやってましたし
映画でも「しゃべれどもしゃべれども」がありました。
落語にはある種のとっつきにくさもあるのでしょうが
環境さえ整えば入っていける世界であるということが証明されたと言えるでしょう。
今回紹介する「寝ずの番」も落語の世界を描いた映画です。
原作は故・中島らも、
監督は津川雅彦が変名、マキノ雅彦で。
出演者がこれまた豪華。
中井貴一、木村佳乃、岸部一徳、笹野高史、
富司純子、長門裕之、堺正章、蛭子能収、高岡早紀などなど。
チョイ役も豪華で
桂三枝、笑福亭鶴瓶、米倉涼子、中村勘三郎、浅丘ルリ子なのです。

日本映画界を代表する錚々たる面々が顔を揃えていながら
あまり知られていない理由はたぶん二つ。
ひとつは小規模公開だったこと。
もうひとつは内容が凄すぎたこと、だと思います。
「寝ずの番」とは通夜(地方によってはその前日から)の際に、
故人を寂しがらせないために傍で一晩中起きている事を指します。
タイトルどおり、劇中では何人かが亡くなり、
その通夜での思い出話がストーリーの核になっています。
話はこんなところから始まります。
上方落語界の大御所が今まさに息を引き取ろうとしている病室。
一番弟子が何かしたいことはないかと聞くと一言。
「そそが見たい」
今わの際を迎えようとしている師匠の言に恐慌をきたす弟子たちは
しかし、なんとしても「そそ」を見せようとするが・・・
この映画、文部科学省認定作品なのです。
日本の伝統芸能である落語の映画ですからね。
じゃあクソ真面目で面白くもなんともない、
教科書的映画かといえばこれもまた違います。
むしろその逆。
下品すぎるのです。
なんと言っても猥語が頻出しますから。
最初から最後まで、男性の僕ですら言うのを憚られるような単語が飛び交います。
最後に三味線片手に歌合戦をする場面があるのですが
そこなんて、もしテレビ放映しようものなら(絶対無理ですが)
ピー音でほとんどがかき消されて何が何やら分からないでしょうね。
しかし即興で歌われる歌の数々は猥語をいくら含んでいようとも
その当意即妙っぷりには思わず唸りますし
(それがたとえ脚本どおりでも)、
それはもはや詩的ですらあると言っても過言ではないでしょう。
いろいろ書きたいことはありますが百聞は一見に如かず。
所謂下ネタに拒否反応を起こすような方でなければ
ぜひぜひいっぺん見てみてください。
僕は・・・この映画が大好きです!!
そういう人間と思っていただいても差し支えなくもないけど(笑)
まあいいです!
最後に・・・
「そそ」が何かは、観るまでは絶対に誰かに尋ねないでください!!
セクハラあるいは逆セクハラになりかねません!!
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映画「タイタニック」と私
- 2008/03/29(土) 23:06:58
昨日・今日の二夜連続であの大ヒット映画、
「タイタニック」がテレビ放映されました。
ご覧になられた方も多いとおもいます
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
僕は大阪・梅田のナビオ阪急(現・阪急百貨店メンズ館)で
大学時代にアルバイトをしていたのです。

↑関係ないけどこのパンフは初版で写真のミスがあるレアもの。
1997年12月20日に、お正月映画として公開された「タイタニック」を
僕やその他バイト仲間のみんなはなんと封切の一ヶ月以上前である、
(確か)11月12日に鑑賞していました。
ジェームズ・キャメロン監督の最新作という点では興味深かったものの
ディカプリオもケイト・ウィンスレットも別に好きというわけでもないので
さほど期待もなくスクリーンに向かい合ったわけですが・・・
タイタニック号沈没のさまは確かに一大スペクタクルではあったものの
(いろんな方からの非難の声も覚悟して言いますが)
恋愛ドラマが全く面白くなく、
あの大団円を迎えた本編終了後のエンドクレジット中には
「こらぁ正月はヒマやでぇ」
と思い、場内が明るくなるのを待ったのです。
そしてその他の鑑賞者と話すと驚いたことに僕とは全く正反対の意見でした。
男女を問わず、
「感動した!!」
との声が大多数を占め、
僕のような冷めた意見はごくわずか。
そしてふたを開けると公開当初からけっこう来客は多かったものの、
正月が明けると口コミのせいか、グルーヴは更にヒート・アップ!!
土日は初回から最終回までほぼ満席状態。
第2回目の上映から既に立ち見。
当時は全席指定ではなく、また指定席も完売になることも多かったので
上映が始まると同時に次の上映回を観るために待ち始める方まで。
ちなみに「タイタニック」の上映時間は
手元のパンフレットによると3時間9分です。
オールナイト上映もずっと続いてたなあ。
「タイタニック」の後は同じく20世紀フォックス配給の
「エイリアン4」の公開が決まっていたのですが
「タイタニック」がヒットしすぎたせいで
「エイリアン4」は同じ梅田地区の規模の小さい映画館、
(今は亡き)三番街シネマでの上映となり
結果夏休み映画のアメリカ版「ゴジラ」公開前日の
98年7月10日まで続けられたのです。
結果、上映館であった北野劇場はひとつの作品で
最も観客を動員した映画館としてギネスブックに載ったと記憶しています。
僕がアルバイトをしていたのは大学生活の3年と6ヶ月。
アルバイト先の映画館では公開からずいぶんと先駆けて映画を観られましたし
梅田地区の上映館にロハで入場できることをいいことに
片っ端から観まくっていたこともありました。
生涯忘れられないほどの衝撃を受けた映画もあれば
今となっては思い出すことも出来ない、
観たことすら忘れている映画もあります。
そんな中でも僕の大学時代の一本を挙げろと言われれば
僕はこの「タイタニック」を挙げます。
作品が良かったのではなく
この映画にまつわる事象を含めた全ての事が良かったことであり
ありとあらゆることが印象に残っているのです。
それらの事柄をここに挙げるのは少し面映いですし、
聞きたがる方もいないと思いますが
有り体に言えば「青春」そのものなのです。
(恥ずかしい・・・)
古いおもちゃを見つけた時にそれで遊んでしまうように
時折10年前のことを思い出してノスタルジックな感情に浸っていました。
先日広島で映画館バイトの後輩と食事に行ったときは
もちろんそのことで盛り上がりました。
バイトの大同窓会を企画しておりますが
全く話が進みません・・・
今年中には同窓会やります。
それではサヨナラサヨナラ、サヨウナラ。
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映画「絆」に出演(?)しています
- 2007/12/29(土) 02:24:46
大掃除やってます。
実家帰って以来、
否、この家に生まれ育って以来、
というくらい頑張って掃除をしています。
昨日埃のせいで鼻をグズグズいわせるようになってしまいえらくしんどかったのですが
今日はマスクをして、スノーボードの時のゴーグルをするというフル装備で臨んだせいか
鼻のグズグズは幾分か軽くなりました。
それにしてもたまった埃というのは凄いものです。
逆にたまってるからこそ掃除をしていて面白いかもしれませんね。
ビデオ(DVDではありません)の整理をしてたのですが
まあ、いろいろと録画してるものですねえ。
律儀に2000年くらいからオールザッツ漫才を録ってあったり、
MTVのお気に入りビデオクリップ集があったり。
そんな中に一本の映画を発見。

「絆」
この98年公開の東宝映画を皆さんご存知でしょうか。
役所広司、渡辺謙の共演という豪華な作品なのですが
このクライマックスは大阪で撮影されたのです。
当時今は亡きナビオ阪急の映画館でアルバイトをしていた僕ですが
確かバイトの休憩室に「エキストラ募集」の張り紙がされていたように記憶しています。
梅田・茶屋町のホテル、阪急インターナショナルのラウンジ(かな?)で撮影をするとのこと。
何やら面白いことのようなので申し込み、その日を待ちました。
たしか11月13日だったと思います。
その日はおそらくは世界でもほぼ最速くらいの
あの「タイタニック」の完成披露試写会がありまして
僕はその片づけをするために最後まで残らねばならなかったのです。
急いで片付けて、一緒に最後まで残っていた社員さんと一緒に
少し離れた茶屋町まで走ったのです。
しかし撮影現場について僕は大きなミスを犯したことに気付きました。
この撮影にはスーツで来るようにと念を押されていたのです。
もちろん僕はバイト終了後にスーツに着替えていました。
しかし履いてた靴がコレだったのです・・・

このド派手な靴はすぐに見つかりました。
撮影スタッフ「マズイな、コレ・・・」
この日の撮影には他にもアルバイトの先輩方がおられましたが
僕だけ足元が映らない場所に移動させられました・・・
この日の撮影は朝まで続きました。
こういうことをずっと続けておられるのでしょうが
俳優さんもスタッフの皆さんも大変ですね。
まだ明るくもならない梅田の街を
「映るかなあ」
なんて話しながら各々帰っていきました。
そして数ヵ月後、映画は完成したようで
なんとエキストラに参加したからということで
特別に東宝関西支社の試写室で一足先に観られるという恩恵に与ったのです
一応は撮影に参加してるわけですから、映ってるかもしれません。
そんな期待感と
「言うてもエキストラやねんから編集の段階で全然映ってへんのやろうなあ」
という冷めた気持ちが入り混じって先輩とすぐそば、梅田・堂山の関西支社へ。
初めて入る試写室に緊張しながらも室内は暗転し、フィルムは回り始めました。
件のシーンはもちろんクライマックスですから上映時間でもかなり後のほう。
まだかまだかとその時を楽しみにしながら
目の前に映し出される俳優さんたちのアンサンブルを楽しんでいると・・・
阪急インターナショナルが映し出され、
「そろそろかなあ」
と急にそわそわし始めてしまいます。
そして・・・
あ
う、映ってる
役所広司の後ろの方に
しかもずっと
その瞬間、話の内容なんてぶっ飛びましたね。
申し訳ないのですが全然覚えてません。
ただ覚えてるのは僕が出てたということ。
それだけで、もう言うことはありません。
もしこれを読んで「絆」を観たくなったという方がいらっしゃいましたら
ぜひ僕を見つけてみて下さい。
はっきり言って見つけられたらスゴイ
直接報告いただければささやかな景品を進呈いたします(笑)。
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